接触事故で筧利夫との焼き肉デートが発覚した富田靖子
富田は名前を明かさなかったが、ほどなく相手は劇団「第三舞台」の看板役者、筧利夫(当時29)と判明した。2人は90年11月の「飛龍伝’90殺戮(さつりく)の秋」で共演し、舞台上ではディープキスシーンも演じていた。真相の判明を受け、富田は「大切な友達です。役者としても尊敬しています。これからも今まで通り付き合っていけたらうれしい」と心境を語った。
筧は警察が到着した直後に、現場を後にしており、富田ひとりが対応にあたったが、これは騒ぎを恐れた気遣いだった。富田は警察官に「こういう仕事をしているので、筧さんを帰していいでしょうか」と尋ねて、許可をもらっていた。
■2人の関係は自然消滅
筧も会見を開き、「どんな形にしろ、女優さんの車に男が乗っていたら……。僕は残ると言ったんですけど、彼女が“帰っていい”と。一緒にいられるものならいたかったんですが」と語った。さらに、「大切に思っている女性です。今回のことで彼女を思いやる気持ちが強くなった。いろいろな意味で支えてあげたい」と交際宣言と取れるコメントも。だが、真面目な富田は事故をきっかけとしたスキャンダラスな報道に悩んでいたともいわれ、2人の関係は徐々に遠のいていく。恋愛と仕事では恋愛を取ると公言していた富田だが、その後「私から仕事を取ったら何も残らない」と変化して、筧との思い出の舞台「飛龍伝」への再出演も断った。