裕次郎とのデュエット実現 川中美幸が語るお酒の“効能”
それで、わいわいとフリートークしてたところ長年、裕次郎さんの担当ディレクターをされてた高柳六郎さんが、ナット・キング・コールとナタリー・コールの父娘による91年の大ヒットジャズ「アンフォゲッタブル」を思い出されたんです。
この曲も65年に亡くなられたナット・キング・コールの51年のヒットナンバーを使ったオーバーダビング曲で、92年のグラミー賞では3部門を受賞しています。
居合わせた方々はもちろん、その成功をご存じでしたから、それがヒントになり、あっという間に企画のアウトラインがまとまったそうです。キャッチフレーズは「平成の『銀座の恋の物語』を作ろう!」。
そして“幻の相方”に選ばれたのが私でした。発売後は話題性もあってスマッシュヒット。年末の全日本有線放送大賞「特別賞」、日本レコード大賞「最優秀歌唱賞」の2つの大きな賞を受賞できたのです。
こんな素晴らしい“効能”があるのもお酒ならではですね。