日本は推進クールジャパン 世界の評価は礼賛とは限らない

公開日: 更新日:

 日本が誇るアニメや漫画、ゲームなどの「クールジャパン」。世界中の子供が「アルプスの少女ハイジ」を知っていて、「キャプテン翼」を見てサッカーを始めた子供が今やワールドカップの各国代表選手になっている。そんな話を聞けば、同じ日本人としてうれしくも楽しい感じがしてくる。

 先日も、バルセロナのメッシとスアレスが「ドラゴンボール」の帽子をかぶっていたことが話題になった。メッシがアニメファンと聞けば、やはり誇らしい気持ちにもなってくる。日本政府も「クールジャパン」を推進し、昨年度は444億円の予算を付けている。

 日本礼賛のテレビ番組についても、アニメや漫画は「洗浄便器」に次ぐ定番ネタ。「YOUは何しに日本へ?」(テレビ東京系)は放送250回超を数える人気番組だが、最近の放送でも初音ミク(バーチャルアイドル)のコスプレをする19歳のロシア人女性に密着。生まれつき病弱だったロシア人女性が、病室で初音ミクの歌声を聴いて病に打ち勝ったというエピソードを紹介していた。

 ただし、世界中の人がクールジャパンに理解を示しているというわけではない。むしろ、ドラゴンボールなどで頻繁に出てくる暴力シーンは規制の対象だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に