大河主役級の沢尻まで薬物逮捕 NHKの身体検査はなぜ甘い?
「沢尻容疑者といえば、2007年に主演映画の舞台挨拶で『別に』と発言し、世間を震撼させた前後から奇行が目立つようになり、薬物疑惑が浮上していました。09年には前事務所との契約が解消され、12年には一部で大麻使用疑惑が報じられるなど、いわく付きの存在でした。最近も周囲を気にすることなく、クラブでハイテンションで騒ぐ姿が目撃されていました」(週刊誌記者)
沢尻容疑者に対する薬物疑惑は10年以上前からあったようで、報道機関であるNHKの身体検査の甘さが指摘されるのは当然だろう。放送ジャーナリストの小田桐誠氏がこう言う。
「昔のNHKはさまざまなリスクを避けるために演歌歌手を中心に身体検査が非常に厳しかったのですが、90年代半ばあたりから甘くなったともっぱらです。原因は、あまりにもプロデューサーやディレクターが、NHKが提供しているラジオやテレビなどのサービスに、1週間に5分以上、どれだけの人が触れたかを示す接触者率を気にし過ぎるようになったからではないでしょうか」
接触者率を意識するがあまり、安易なキャスティングに走ってしまったようだ。