“思い込み”は得意分野!好きな子の椅子をお尻に見立て…
■変態扱いされた中1の夏
昔、思い込みが過ぎて変態扱いされたこともありました。あれは、中1の夏。隣の席の女の子を好きになりました。胸がキュンとなるような淡い思い。初恋かな。話しかけて仲良くなりたい。しかし、それよりも何よりも彼女のお尻を触りたい。イカンイカン! それは犯罪行為だ。さすがにそれは分かっている。でもこの気持ちも成仏させたい。思考をフル回転し考え抜いた結果、彼女の座っている「椅子の背もたれ」を「お尻」だと思い込もう。点と点がつながった感覚です。椅子なら堂々と触っても問題ありません。しかし、合法だと分かっていてもやはり躊躇するものです。予想以上にドキドキしながら、僕の右手が背もたれにじわりじわり近づく。導かれるように。彼女は気付いてない。そして、ようやく念願の彼女の背もたれに到着。今でも覚えてます。しっかりとした形とひんやりとした温度。左右に動かしてみました。いい感じだ。もっと。上下にも。なんて素晴らしいんだ! 彼女の椅子は! いや、彼女のお尻は! 気付けば、僕は彼女の椅子のとりこになっていました。すると、彼女が僕の異変に気付き、「内間、さっきから何やってるの!?」。1時間目から6時間目まで触っていたら無理もありません。でも僕に後ろめたさはありません。なぜなら僕が触ってるのは単なる椅子。