著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

新井浩文は示談成立で執行猶予濃厚 復帰可能も居場所なし

公開日: 更新日:

 金額は明らかになっていないが、控訴した後に粘り強く交渉し、前述の金額あたりを支払って納得してもらったのだろう。和解の書類はすぐにも裁判所に提出されるだろうが、その際に「社会的制裁も十分受けている」ということで、被害女性側からの“減刑嘆願書”を一緒に提出できれば、11月17日の判決は新井側には有利になる。

 となると、彼の今後がどうなるのか……だ。そもそも芸能界に復帰できるのだろうか。

 親しい映画プロデューサーは、罪を償う、あるいは執行猶予を終えてからなら、「映画だったら復帰できますよ」と語る。その理由として「まず彼は主役ではない。脇役ならそれほど各方面に気を使う必要はない。演技では高く評価されている。共演を嫌がる役者もいなさそう」と言う。

 これには多くの方が反感を抱くだろうが、一度問題を起こしたとはいえ、やり直しができるような環境があるべきだとも思う。ただし、彼の場合は罪のイメージが悪すぎる。復帰とはいえ、テレビドラマやCMは当然ムリで、映画にしても大手の大作は難しい。独立プロ系の映画から地道にやるしかない。

 それと都合5年というブランクが予想されるが、その期間が長すぎる。彼の役柄イメージのポジションに、すっと座っている役者が出ているはずで、“居場所”が少なくなるはずだ。そう考えると、彼にとってはむしろ役者復帰の方が“いばら道”と言える。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ