不倫や違法薬物より復帰が難しいスキャンダル 人は芸能人のハレンチ騒動をなかなか忘れない
一方、違法薬物で検挙などの事件を起こせば、裁判の後、多くの場合で「執行猶予明け」から芸能活動を再開するが、こちらは時間がかかる。特にテレビなどはスポンサーの顔色を見ながらになり、そのタレントの人気・実力が高くなくてはなかなかオーダーが来ないのが現実だ。
そして実は、芸能活動の復活が圧倒的に難しいケースが存在する。わかりやすいのが、アンジャッシュの渡部建(50)だ。“多目的トイレ不倫”という言葉が焼き付いてしまって、“一般女性”の多くが嫌悪感を抱いてしまった。スポンサーと違い、人の感情はなかなか風化できない。
つまり、“ハレンチ罪的”な行動は芸能活動を続けることの方が非常に難しい。香川照之(57)もこれに近いイメージだ。彼の場合、銀座のクラブで羽目を外し過ぎて、ホステスの下着をはぎ取る悪さを犯した。女性に訴えられたわけでもないのに、ドラマなどの仕事が戻ってこない。これも確実にハレンチ罪的な不祥事に該当するのだ。
犯罪を犯す方が世間の反発は強いと考えがちだが、実はノゾキや痴漢、セクハラといった身近なスキャンダルの方がタチが悪い。不思議なものだが、政治家のスキャンダルより、回転ずしの悪ふざけ動画に多くの国民が怒りを覚えるというのも同じだろう。