放置で目まいや吐き気、うつ病も…「眼精疲労」は健康保険で治せる

公開日: 更新日:

 単なる目の疲れか眼精疲労か悩むところだが、「一晩寝ても目の疲れがとれない」なら、眼精疲労の疑いあり。保険適用で治療できるし、放置は禁物だ。

 同眼科の眼精疲労外来は完全予約制。詳細な検査に2時間はかかるからだ。その中身は――。

 まずは、基本的な視力検査と眼圧検査、そして「調節微動測定装置」(スピーディーアイ)による、毛様体筋の動きの検査。これにより、眼精疲労の度合いが数値化される。

 記者は「かなり毛様体筋の動きが鈍っていますね。同世代の平均数値の半分ちょっとです」と言われてしまった。

 その後、毛様体筋の働きを麻痺(まひ)させる特殊な点眼薬を使い、より正確な視力を測定。

 結果、記者は軽度の「遠視性乱視」であることが判明。もともと乱視である上に、レーシック手術で若干過矯正になっていたのだ。

 仕事柄、PC仕事は多い。遠くにピントが合っている状態の目で、近くのPC画面を長時間見続けていたら、毛様体筋がヘトヘトになるはずだ。特に遠視は、近視の人より疲れやすいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド