市販薬で症状悪化のケースも…「水虫」正しい対策と予防法

公開日: 更新日:

 ちなみに水虫は、正式には足白癬といい、タイプが4つある。

 指の間が白くふやけて皮が剥ける「趾間型」、土踏まずや足に小さな水疱ができる「小水疱型」、かかとの角質が厚くなりゴワゴワ皮が剥ける「角質増殖型」、爪の中に白癬菌が入りこみ、爪が変色したり爪の先がもろくなる「爪白癬」だ。

 爪白癬になると塗り薬では薬が菌まで到達しないので飲み薬を使う。その爪が全部生え替わるまで飲み続けるので治療は半年も続くそうだ。

「ただし、水虫のほとんどは趾間型です。好発するのは薬指と小指の間で、そこが一番指の間隔が狭く、蒸れやすいからです。パックリ切れるのもこのタイプ。この趾間型を放置しておくことで小水疱型→角質増殖型→爪白癬と広がるのが一般的です」

大切なのは、白癬菌が角質層から完全にいなくなるまで根気よく治療を続けること。

「しかし、多くの人は患部がきれいになると勝手に治療をやめてしまい、残っていた白癬菌が再び悪化するということを繰り返してしまうのです。“もう大丈夫だ”と思ったところからさらに1~2カ月、薬を塗り続けることが大切です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」