飲めばいいってもんじゃ…熱中症対策「正しい水の取り方」

公開日: 更新日:

 熱中症対策には十分な水分摂取が必要だ。しかし、持病によっては、特に水の取り方に気をつけなくてはならない。どういう人がそうなのか? 横浜創英大学の則岡孝子名誉教授に聞いた。

 まず、糖尿病だ。

「糖尿病の人はもともと喉が渇きやすいので、水分摂取は日頃から多めですが、間違った取り方をしている人が少なくありません」

 それが、スポーツドリンク、炭酸水、ジュースなどの取り過ぎだ。

「思っている以上に糖質が多い。水分摂取は水が基本です」

 糖尿病の人にとっては、水分摂取は食べ過ぎを抑え、血糖値上昇を防ぐという意味も持っている。そのためには、冷た過ぎない水を飲む。
 また、特に意識して飲みたいのが、夜寝る前と朝起きた時。コップ1杯の水を飲む。

「たいていの人は夕食のカロリーが最も高い。つまり、血糖値が一日の中で最も高く、血液がドロドロになっている可能性があります。それをサラサラにするのが、寝る前の水なのです。そして、朝の水は、寝ている間に失われた水分を補給するのが目的です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情