親指を伸ばして箸やペンを握ると…ツラい関節障害を招く
親指の付け根付近を使って物を握る人は、ペンだけでなく、箸、洗濯ばさみ、マウス、傘、ゴルフのグリップなども同じように握るケースが多いという。ネイルアートに凝っている女性の中には、なるべく指先を使わないようにして指の腹でキーボードを打っている人もいる。こうした日頃の指の使い方が、腱の負担を蓄積させ、ドケルバン病の原因になっているのだ。
「物を握るときに指先を使うと、集中力が必要になります。一方、指の付け根付近で握る場合は、それほど注意することなく何となく持つことができる。集中力がいらない分、楽に握ることができるので、指先を使わない人が増えていると考えられます」(木津院長)
指や手首が痛くて曲げられなくなる前に、ペンや箸の持ち方を改めて見直すべし。