教授に引き留められ命拾い 西城秀樹さん語る2回目の脳梗塞
「ラクナ梗塞」という末端の梗塞で運動神経をつかさどる部分に障害が起きたのです。入院中は動けず、テレビを見るくらいで、何も覚えてなかったですね。
脳梗塞は発症してしまったら一日でも早くリハビリを始めることが必要だそうで、1週間ほどで「リハビリ専門病院」に転院。そこでの1カ月で日常生活をこなせるまでに回復しました。
とはいえ、僕の目指すところは「今まで通り、年間70本のステージをこなすこと」。そこで次はプロレスラーやアスリートが通う、「リハビリトレーニング施設」に2日に1度、通い始めました。今もプールでウオーキングなどさまざまなトレーニングメニューをこなしています。さらに自宅では、毎朝9時から2時間ストレッチ。さらにボイストレーニング40分を自らに課しています。
一度、筋肉が硬直すると、ストレッチは本当に痛いんですよ。「勘弁してください!」って悲鳴を上げるほど。天気が悪いと余計に調子が悪い。けどね、絶対休まない。大事なのは毎日続けること。自覚はないけど、久しぶりに会う人たちは僕の回復ぶりに驚きますね。脳梗塞でもやるしかない。小学生と中学生の子供3人がいますから。それに尽きます。