ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い
ダルビッシュ有(37=パドレス)が日本時間20日、強打のブレーブス打線を7回2安打無失点に抑えて4勝目(1敗)、史上3人目の日米通算200勝を達成した。
目下4試合、自己最長となる計25イニング連続無失点中。5月以降はカブス、ドジャース、そしてブレーブスと、いずれも強豪相手に得点を許さず3連勝した。
その根底にあるのは強いチームをやっつけたいという反骨心だ。昨年暮れ、自身の音声配信サービスでファンからの質問に応答。大谷翔平(29)と山本由伸(25)が、パドレスと同地区のドジャースに移籍したことについてこう言った。
「ドジャースの良さは分かっている。だから倒したいですし、いつも燃える」「大谷くんも山本くんも、もしパドレスが契約できるなら日本人で集まってドジャースを倒したいっていうのがあった」「正直、力が抜けた。でも、松井(裕樹)くんと頑張ります」
ドジャースでプレーした2017年は、ワールドシリーズにも登板。FAを取得したオフはそのドジャースやヤンキースをはじめとする7球団が関心を寄せた。勝つことだけを考えればドジャースと再契約しただろうが、あえてドジャースを倒すチャンスのあるカブスへ移籍した。