著者のコラム一覧
金子勝淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

トランプ返り咲きで「3つの悪」が暴走…問われる日本の民主主義

公開日: 更新日:
フェイクファシズムの蔓延(トランプ次期米大統領に賛同するXオーナーのイーロン・マスク氏)/(C)ロイター

 トランプが次期米国大統領になった。これから3つの悪が暴走するだろう。1つは米国内外の分断、2つ目はSNSを通じたフェイクファシズムの蔓延、3つ目は投機マネーや暗号資産などによる仮想金融資本主義の暴走である。

 1つ目の「分断」を巡ってトランプは、移民や人種、ジェンダーで国…

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