演歌歌手 原田悠里さん(60) 食いしばり由来の難聴

公開日: 更新日:

 治療法は、歯科的治療と生活指導。右奥歯に虫歯や歯周病があるから、右側では噛めず、左奥歯にだけ頼っていたのです。そこで、右奥歯を中心に虫歯と歯周病治療をし、両側の奥歯で噛めるようにしました。

 あとは、噛み合わせを治すため日常生活で左右同じように噛むように指導を受けただけ。マウスピースもしませんでした。通院し始めて1カ月すると聴力が戻り、左右のバランスも整ってきた。手ごたえを感じられるようになり、半年後には耳のことを忘れるほどに。

 今まで大病したこともなく、体にメスを入れたことがないので、難聴の始まりも気づきやすかったと思います。自分を常にゼロベースに置いていないと異常に気付かない。

 そう思ってここ5年は、月8回のジム通いを自分に課し、体力維持とともに、体の声が聴けるようにしています。今ではアスリートのように、腕や足の小さな筋肉だけを意識して動かせるようになってきています。おかげさまで、右側の頬も自信を持ってお見せできますよ。

▽はらだ・ゆり 1954年熊本県生まれ。鹿児島大学卒業後、2年間、神奈川県で音楽の先生として勤務したのち、北島三郎に師事。99年から3年連続でNHK紅白に出場。新曲「涙しぐれ/運命の人」(キングレコード)を発売中。

【連載】独白 愉快な“病人”たち

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 4

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 5

    松本人志「女性に謝罪」もウヤムヤ決着で復帰を急ぐ切実事情…劇場でダウンタウン復活も?

  1. 6

    大谷翔平はなぜワールドシリーズで活躍できなかったのか…ハワイで現地英語TV中継を見ながら考えた

  2. 7

    佐々木朗希に《ワガママ小僧》の指摘も…「ゴリ押し」メジャー挑戦に批判殺到、大炎上する必然

  3. 8

    国民民主党・玉木代表が元グラドルとの隠密不倫を認め陳謝…会見で“勝負ネクタイ”消え、目もうつろ

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 10

    松本人志「文春裁判」電撃取り下げも待つのはイバラの道…“白旗復帰”画策にも視聴者・スポンサー・制作側から総スカン