歩くのが遅い人は早死? 歩行と死亡リスクとの因果関係
一方男性では、歩行速度が「普通」のグループに比べて「速い」グループではあまり差がないのに対し、「遅い」グループでは72%、統計的にも有意にリスクが増加しました。
この研究では歩行速度が遅いと死亡のリスクが高い傾向にあることが示されていますが、歩行速度が「速い」と答えた人は自分の身体能力に自信がある人たち。つまり、比較的健常者が多く含まれていた可能性はあります。
“歩くのが遅いと死にやすい”というような因果関係を示したものではありませんが、歩行速度は高齢者の虚弱傾向を示す指標となるかもしれません。