介護者も使いやすい「お口キレイ万能ブラシ」
ヘッドの毛が360度に植えられていて、“優しくしっかり汚れを落とす”とうたう歯ブラシを試してみた。
本来は寝たきりなどになった人のために作られたもので、介護者が使いやすいよう毛がぐるりと全周に植えられている。ブラシの向きに関係なく使え、持ちかえる必要がないのが特徴だ。ブラシが回しづらかったり、歯茎が敏感な人にもおすすめとある。
だとすれば、普通に使っても使いやすいはず。取り出してみると、毛が非常に柔らかい。一般の歯ブラシの20倍の量に当たる約2万本の極細毛が密集しているとあって、磨き心地はソフト。64マイクロメートルの毛先が歯と歯の隙間にしっかり入る感覚がある。柔らかすぎて、かき出している感覚は乏しいが、普通の歯ブラシで磨きにくい前歯の裏側がとても磨きやすいのは発見だった。
年を取ると歯磨きはおっくうになる。しかし、歯周病菌が肺に入って肺炎になるケースもあるので、使いやすい歯ブラシは大事だ。
★★(3つが満点)