自覚症状がなくても 糖尿病“予備群”は対策が必要なの?

公開日: 更新日:

 予備群と言われたら、まず糖尿病をよく知る。なぜ糖尿病になるのか、自分の体がどういう状態なのか。両親のどちらかが糖尿病の場合、発症リスクが高くなります。家系的に素因があるかも調べましょう。

 次にご自身のBMI(体格指数=体重キロ÷身長メートルの2乗)をチェック。肥満(25以上)と判断されたら、運動療法と食事療法で体重を落とさなければなりません。外食の回数、過度の飲酒、高カロリー食ばかり選んでいないか……。思い当たる人は食生活の改善を。

 運動でインスリンの働きが活性化し、筋肉が血中のブドウ糖を取り込んで血糖値を下げる効果も見られます。痩せ形で予備群と診断された人も同様に、食生活の見直しと運動が必要です。

 糖尿病の治療では低血糖を怖がる人がこれまで多かったのですが、それをカバーする薬も登場しています。医学は進んでいます。自覚症状がなくても予備群と言われたなら、病院で相談してください。

(沢田はしもと内科/橋本しをり院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  2. 2

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 3

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 4

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  5. 5

    中国企業が発表した「ナトリウムイオン電池」の威力…リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢に

  1. 6

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 7

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?

  3. 8

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  4. 9

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  5. 10

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機