男性患者にもメリット 白斑の悩みは専用化粧品で解決する

公開日: 更新日:

「尋常性白斑」は、皮膚の色がくっきりはっきり白く抜ける病気だ。顔、手、体、足と体のどこにでも起こる。対処法として「カムフラージュメーク」が有効だが、男性患者の間では十分に認知されているとは言い難い。東京医科大学病院で白斑の診療に携わる皮膚科・阿部名美子講師に聞いた。

 白斑には先天性と後天性があり、尋常性白斑は後天性。子供から大人、高齢者にまで見られる進行性の病気だ。

「人口の0.5~1%程度に起こり、比較的多いです。明らかな遺伝形式はありませんが、20~30%に家庭内発生があるといわれています。皮膚の基底層に分布し、皮膚の色に関係するメラノサイト(色素細胞)が減少・消失することで発症しますが、なぜ起こるのかは分かっていません」

 自己免疫疾患のひとつと考えられていて、免疫系が関係する病気を合わせて発症することもある。甲状腺機能異常症、膠原病、慢性C型肝炎、糖尿病、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎などだ。

■タイプは3つ

 尋常性白斑は、3つの型に分類される。神経支配領域と関係なく左右対称に白斑が見られるのが「非分節型」。新しく白斑ができる時期と白斑の拡大が落ち着く時期を繰り返す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり