実は昨年、医療専門誌「ランセット・パブリック・ヘルス」に認知症のリスク因子に関する研究発表が掲載されました。高血圧症、喫煙、糖尿病、肥満症、うつ病、難聴などを早期に治療すれば、現代の認知症ケースの3分の1は予防できるとされています。
フリック・シュミット博士はこれを引き合いに出し、「認知症のハイリスクに当てはまると診断された場合は、さまざまなリスク因子を減らすことで、認知症の予防や早期治療、進行の抑止ができるようになる」と述べています。
しかし、この調査の対象が特定の地域のヨーロッパ系白人のみだったため、もっと広い被験者による調査が必要という声も高まっています。