ビタミンC摂取で陰性に 尿潜血で「2+」以上は膀胱がんか

公開日: 更新日:

 一般に結石を伴わない腎盂腎炎や膀胱炎は女性が圧倒的で、男性は少ない。尿道に感染した大腸菌などが逆行して炎症を起こすのですが、この病気は、性的行為の影響を少なからず受け、腟と尿道が近い上、女性は尿道が男性より短いため感染しやすいのです。パートナーの女性がよく発症する場合は、行為後のシャワーが無難でしょう。

 男性は結石による尿潜血だけ注意すればいいのかというと、そうではありません。特に「2+」以上は要注意で、膀胱がんや腎がん、前立腺がんなど悪性腫瘍を疑って速やかに精密検査を受けることをお勧めします。膀胱がんは、「2+」以上で診断されるがんの中で最も多いのですから。

 蛇足ですが、ビタミンCを多く含むジュースやサプリを摂取すると、本当は陽性なのに、陰性になることがあります。尿潜血検査前のビタミンC摂取は禁物です。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」