著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

男性より丈夫で長持ち 女性の肉体は「ハイブリッド構造」

公開日: 更新日:

 X染色体の不活化は、受精から2~3日後、細胞数にしてまだ100個程度の「胚」と呼ばれる段階で起こります。

 この時、細胞ごとにランダムに、どちらのXを眠らせるかが決まります。それ以降はX染色体の選択は行われません。父系Xが休眠した細胞を起源に持つ細胞は、すべて父系Xが眠ったままですし、逆も同様です。

 ですから、平均すると女性の体をつくる数十兆個の細胞の半分では母系Xが使われており、残り半分では父系Xが活動しているわけです。そして体全体として見れば、XY型の男性よりもバランスが取れているのです。つまり女性の体はハイブリッド構造なのです。単純構造の男性より丈夫で長持ちというわけです。

 ただし、胚の段階でサイコロを振ってしまうため、どちらかに極端に偏った目が出ることもあります。父系Xの細胞が優勢な人は父親の健康リスクを受け継いでしまいがちですし、母系Xが優勢なら母親と同じ病気にかかりやすくなっているのです。また、そうしたアンバランスから来るさまざまな不調も、女性特有の健康問題です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場