成功率は10万人に2人と…歌手・音々さん脳腫瘍を振り返る

公開日: 更新日:

 手術前に「会いたい人には会っておくように」と3日間家で過ごしました。私と母親と妹3人は気丈でしたが、父親と弟は号泣です。「こんなとき、女は強いな」と思いました(笑い)。

 手術は8時間という長丁場でした。後頭部の頭蓋骨を2つ外し、腫瘍の摘出は成功。ただ骨の1つは砕くしかなかったようで、今、私の頭蓋骨の一部は人工の骨です。

■ライブに行くつもりで手術翌日からリハビリを開始

 手術当日の夜はものすごい痛みに襲われました。でも、翌日にはライブ会場に行くつもりで早々にリハビリを始めたんです。健闘むなしく、さすがにライブ会場には行けませんでしたが、手術当日のICUから1日でHCUへ移り、3日目には一般病棟へ行き、8日目には退院しました。普通は1カ月以上かかるものらしいですよ。身体、口、言語という3人のリハビリの先生たちに「とにかく早く退院したいからガンガンやってください」とお願いして、猛リハビリしたたまものです。

 早く退院した代わりに、1~2カ月はほぼ毎日通院し、週1回MRIというスケジュール。しかも3カ月間、歌禁止。すでに4月にライブが決まっていたのですが、歌が解禁になったのは本番の1週間前でした。さらに、ライブ当日は“担当医付き”でした(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末