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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

原因不明の肺疾患 非正規の電子たばこカートリッジが関係?

公開日: 更新日:

 数週間前に電子たばこの安全性が疑問視されているとお伝えしたばかりですが、今回は米疾病対策センター(CDC)が異例の警告を発しました。

 その内容は、電子たばこ吸引に使用するカートリッジ、特にニコチンまたはカンナビス(マリフアナ)を含む非正規品を購入しないようにと呼びかけるもの。

 アメリカでは6月末以降、原因不明の肺疾患にかかる10代から20代の若者が多発し、8月末までに215人にのぼっています。多くが入院し人工呼吸器などを使っての治療が必要な重い症状だったとのことで、その中でイリノイ州の30歳の男性が死亡しました。死因はまだはっきり分かっていませんが、これらの患者の共通点は電子たばこを使用していたことだといいます。

 CDCによれば、これらの患者は咳、呼吸困難、胸の痛み、さらに吐き気や嘔吐、下痢、発熱などの症状が数日、場合によっては数週間続いたといいます。

 複数の医師からは、THC(マリフアナのハイになる成分)入りの電子たばこを吸引した場合、熱せられ霧状になったオイル成分が肺に炎症を起こすのではないかと報告されていますが、ほかの医師によれば、ニコチンだけを吸引した患者も同じような症状を呈したとのことです。

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