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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「銃乱射の原因は心の病」トランプ発言に医療関係者が反論

公開日: 更新日:

 8月最初の週末に起きたテキサスとオハイオ2つの銃乱射事件では、合わせて少なくとも31人の命が失われました。

 それに対しトランプ大統領から「銃撃の原因になっているのは心の病など精神疾患」という発言があり、医療関係者からの反論が相次いでいます。

 米国心理学協会は次のような声明を発表しました。

「事件を精神疾患のせいにするのは事実無根であり患者を社会的に辱めるもの。精神疾患のあるアメリカ人の比率は世界の国々と比べてほぼ同じなのにもかかわらず、他国ではこのような銃撃は頻繁には起きていない」

 その他国との違いについてこう述べています。

「アメリカには世界の人口の5%が住んでいるが、世界の銃乱射事件の3割以上がアメリカで起きている。では、いったい何が違うのか。その理由として、世界中で一般人が所有する約6億5000万丁の銃の半分をアメリカ人が所有している――。銃へのアクセスのしやすさこそが多くの死をもたらしている」


 さらに、「心の病のせいにすることで、本当の問題解決を難しくしている」と訴えています。

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