一時は絶望のドン底…ノブナガ岩永達彦さん語る機能性難聴

公開日: 更新日:

 左耳は聞こえないまま、ここ何カ月も変化はありません。相方は「それ以上は治らんやろ」とちゃかすし、医者もはっきりしたことは言いません。でもこれに慣れてきたので日常生活には困りませんし、ここまで回復できたことが喜びです。

 こんな病気になってつくづく考えたのは、やっぱり健康に生きることが一番だということ。日本人は無理して働くクセがあるじゃないですか。それはもちろん素晴らしいことなんですけど「普通の生活ができなくなるまで無理するのはバカみたいだな」と思ったんです。今は「すっごくつらいときは逃げたろ」と思ってますし、もし誰かが同じ病気になったら「病気に立ち向かおう」より「逃げていいよ」って言います。

 性格的には相変わらずの心配性です。たとえば、耳のことをイジられたとき、「“耳イジってもうてゴメンな”と思わせないように返さな」と思ってしまうんです。「“ほんまに怒った?”と思われへんような顔せな」とか。そんな細かい自分、めちゃめちゃ嫌なんですけど、急には変われなくて……。けど、それも全部ひっくるめて「ま、いいか」と思うようにしています。

(聞き手=松永詠美子)

▽いわなが・たつひこ 1993年、大阪府生まれ。2016年に「ノブナガ」を結成しフリーで活動。2017年からは太田プロダクションに所属している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで