ブロッコリー成分がうつ病・自閉症・統合失調症を予防する

公開日: 更新日:

生でよく噛んで食べるのがポイント

 ではグルコラファニンは、これらの病気を予防できるのか? 結論から言うと、できる可能性がある。

 妊娠中のお母さんネズミに炎症を起こさせ、出生後、統合失調症の前駆症状(認知機能障害など)を示す子供ネズミにグルコラファニン入りのエサを与えると、成人期における統合失調症様の行動異常は見られなかった。お母さんネズミが妊娠期から離乳までグルコラファニンのエサを取った場合は、生まれた子供ネズミは自閉症様の異常行動を示さなかった。

 また、グルコラファニン入りのエサを食べたネズミは、その後、パーキンソン病を引き起こす化合物を投与しても、パーキンソン病患者で観察されるドーパミン神経系の脱落を示す脳の異常は見られなかった。

 自閉症、統合失調症、パーキンソン病いずれも、通常のエサでは同様の結果は得られなかった。

 ここで挙げた病気は、現段階では完治に至る薬はない。ブロッコリーなどは手軽に手に入れられるので、日常的に取ってはいかが?

「生」で、よく噛んで食べた方が、スルフォラファン(前駆物質グルコラファニン)を効率良く吸収できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末