「帯状疱疹」2つのサインが現れたら…3日以内に病院へ
昨年、帯状疱疹を発症した漫才コンビ「ハイヒール」のモモコさんは最初、「おたふく風邪かな?」と思ったそうだ。受診した内科医は「風邪かなぁ?」。それほど帯状疱疹は、症状の出始めでは分かりづらいケースがある。中野皮膚科クリニックの松尾光馬院長に注意すべきことを聞いた。
帯状疱疹を見逃さないためのポイントは症状の出方だ。
最初は、「ピリピリと刺すような」「皮膚の奥がズキンとするような」などの痛みが起こる。
特徴的なのは、体の片側に見られること。目の上、胸、お腹に多い。
1週間くらいの間に、赤いポツポツした発疹が出てくる。それらは数日ほどで水ぶくれになる。
発疹がどれほど広がるかは人それぞれだが、大体1週間ほどすると拡大が治まり、その後1週間ほどでかさぶたになる。さらに1週間ほどするとはがれ落ちる。
皮膚のブツブツは帯状疱疹に限った症状ではないが、「①痛みから発疹②症状が出ているのが体の片側」の2つの項目を満たすなら、速やかに皮膚科を受診すべきだ。