新型コロナウイルス対策は普通のマスクでも大丈夫なのか
「人体の最大の熱産生器官である筋肉は、70%が腰から下の下半身にあります。そして体温の30%近くを下半身がつくっていて、加齢で下半身の筋肉量が少なくなると下半身が冷え、全身の体温も低下します。筋肉量低下で血液が心臓に戻りにくくなることも体温低下に追い打ちをかけます。体温が1度低下すると約30%免疫力が落ちるとされており、結果的に感染症、肺炎などのリスクが上がるのです」(石原院長)
なるべく歩く、階段を使う、デスクワーク中もこまめに立って動く、ランチは遠い店に行くなど、日常的にできる下半身の筋肉を増やす方法はいくつもある。石原院長が簡単にできる方法として勧めるのが、貧乏ゆすりと「万歳運動」だ。
「イスに座って、かかとを上げ貧乏ゆすりを行うと、太もも、特にふくらはぎの筋肉が収縮・弛緩し、血行が良くなります。貧乏ゆすりを3分続けると、20分以上歩いた場合と同じという研究発表もあります」(石原院長)
「万歳運動」は、両かかとも上げて伸び上がると同時に、軽く肘を曲げながら両腕で万歳をする方法。仕事の合間に何度も繰り返すといい。