脊柱菅狭窄症<3>体重16kg減 便座から立てなくなり手術決意
昨年9月、杖を頼りに出社してきた曽我さんの姿を見て社員たちが、入院を強く勧めた。
「なんの! これしき」と、相変わらず強気の発言を繰り返した。入院のきっかけは、トイレである。便座に座ったまま動けない。万事休すだった。
社員は病院に駆け付け、車椅子を借りてきた。
少しむずかる曽我さんを半ば強制的に車椅子に乗せ、病院に運び込む。脊柱脊髄外科の担当医が曽我さんを緊急入院させたのだ。