置き去りにしていた自分の気持ちを見つめる機会にする

公開日: 更新日:

【Q】2ヶ月の間リモートワークが続いたのですが、満員電車に乗って疲れることもなく、朝もゆっくり寝ていられるし、上司や同僚とも最低限の業務に関するやり取りだけしていればいいのが結構快適でした。おかげで通常業務が再開してからというもの、ますます会社に行くのが憂鬱でたまりません。こんな私は、いったいどうしたらいいでしょうか?

【A】私は岐阜の大禅寺で住職を務めながら、長年自死予防の活動をしています。SNSもmixiの時代から、死にたいという気持を持つ人の話を聞くために使っていましたが、最近の相談活動は対面をベースにしてきました。しかし、今回のコロナでは、初めてZoomで坐禅会を拾いたり、いろんな人と話し合ったりしたのですが、パソコンの画面越しに長時間話すというのは、結構疲れるものですね。

 しかし、相談者の方はリモートワークが快適だったので、むしろ会社にいくのが嫌になってしまったとのことで、よほどパソコンに長けている方なのだと思います。中高生でもいちばん自死が多いのは夏休みが終わって二学期が始まる前だという統計がありますから、普段の日常に戻るというのは、それだけ負荷のかかることなのですね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情