感染封じ込め成功国からの帰国<2>空港を出るまで2時間かかった

公開日: 更新日:

 8月12日午前、タクシーで台湾の首都・台北の郊外「桃園国際空港」に着いた社会福祉団体職員の古川亮一さん(仮名=40)は、出国ロビーを横切り、搭乗受付のカウンターに並んだ。

 ロビーはいつもより閑散としている。手続きを待つ順番も早かった。

 カウンターでアンケート用紙を渡され、「最近、風邪をひきましたか」「この2週間の間に海外に行きましたか」「体調はよろしいですか」などの質問項目に回答記入した。

 荷物を預けるときは、額にかざして測る検温を受け、手のアルコール消毒も要請された。予想していたPCRの検査はない。

 機内は乗客、乗務員とも全員がマスク姿である。座席も間隔を置いて座らされ、乗客数が少なかったのか、前後の列はほぼ空席の状態だ。

 機内食を済ませ、成田国際空港まで約4時間の飛行である。

 乗務員の指示で、乗客が小グループに分けられ、1、2分の間隔をおいて飛行機から降ろされた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで