夫が感染…妻はその時<後編>検査は陰性で心底ホッとした

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染者が再び急増しつつあった7月中旬、一緒に暮らしている夫(44歳)に感染が発覚した織本まやさん(仮名=35歳)。夫が感染したと思われる日から、発熱の症状が表れて検査を受けた日まで、10日間ほど寝食を共にしていたことから、自分も感染を覚悟したという。 しかし、幸いなことに自費診療のPCR検査では「陰性」だった。このところ急増している家庭内感染を免れたのだ。

「検査は唾液を調べるタイプで、翌日には結果が分かるとのことでした。それで、ひとまず自宅マンションに戻ることにしました。隔離入院することになった夫はすでに不在でしたし、もし自分も感染していたら人と接触するわけにはいきませんから」

 帰宅中、まやさんの携帯電話に保健所から連絡が入った。夫と接触がなかった日から14日間は自宅で待機するようにとの指示だった。

「今回の検査で陰性だったとしても、念のためしばらく自宅待機が必要になるかもしれないと考えて、まずは自宅を“消毒”することにしました。新型コロナウイルスを破壊して無毒化するという次亜塩素酸水で、部屋中を拭き掃除です。浴室やトイレも含めたすべての部屋、床、壁、テーブル、イス、ドア、ドアノブはもちろん、食器から冷蔵庫の中まで徹底的に拭き取りました。洗濯できないベッドのマットレスもしっかり干しました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”