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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

コロナ禍で生産性をより高めるために必要な3つの条件

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 組織の中で仕事をする以上、個人プレーはなかなか許されません。ところがコロナ以降、多くの企業でテレワークが始まり、同じ空間の中で仕事をする機会は減少。今では「自宅で仕事をする」「個人で進められる仕事の範囲が広がる」など、個人プレー的な取り組み方へとスライドしている人は増えているのではないでしょうか。

 一方で、全体をチェックしなければいけない中間管理職は、部下や同僚が“見えない”ため、ストレスを抱えやすくなっていると思われます。以前であれば、その場で確認やコミュニケーションを取れたはずが、テレワークへの移行で細かいズレが生じやすくなる――。実際、そういった悩みが増えていると耳にします。

 考えようによっては、働き方の幅が広がり、より仕事へのアプローチが多様的になったとも言えます。いろいろな働き方があったほうが生産性も高まるのではないか? しかし、単に多様化するだけでは、均一な集団と大差がないことを示した研究があるのです。「多様な集団が上手に機能するためには、一定の“厳しい条件”が必要である」という米ミシガン大学・オリベイラとニスベットの研究(2018年)です。

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