腎臓がんで手術のBOROさん「小さなことに幸せを見出せるようになった」

公開日: 更新日:

 手術はダヴィンチというロボットを使った傷口の小さい手術でした。技術的には全摘よりも難しい部分摘出だったので、6時間ぐらいかかったようです。

 ひとつ失敗したのは集中治療室から病室に帰るときの手段を「歩いて帰る」と言ってしまったことです。手術前に「ベッドのまま」か「車イス」か「歩く」かを聞かれるんですよね。医者から「歩いたほうが治りが早いので、最近はみなさん歩いて帰ります」とか聞かされていたので「歩いて帰ります」と答えてしまったんです(笑い)。

 全身麻酔だったので頭がフラフラしてなかなか立てなくて、30分置きぐらいに「立ちましょう」と言われてはダメで横になるのを繰り返しました。

 ベッドのままを選択していたらものの1~2分で移動できたのに、立ち上がるまでに4時間もかかってしまいました。

 面白かったのは、管だらけのままついに立ち上がったとき、私が周りの看護師さんたちに「これでやっと病人らしくなりました」と言ったら、年配の看護師さんから「病気は昨日で治ったの。今日からはケガ人です」と返ってきて、その場にドッと笑いが起こったこと。その雰囲気に背中を押されてなんとか病室まで歩けました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情