【検尿】健診の定番だが何を見ているのか…2項目の危険域とは
空腹時血糖値が160~180㎎/デシリットルを超えると、尿糖が検出できるといわれています。そのため、軽度の糖尿病なら検尿で引っかかることはめったにありません。しかし3+となると深刻です。あくまでも定性試験なので正確な数値は分かりませんが、おそらく血糖値は300を超えているでしょう。
尿タンパクは、腎臓病の有無を判断するのに用います。健康な人でも、尿中に少量のタンパク質が溶け出しています。そのため疲労や水分摂取量などで、たまたま尿が濃縮されていると、判定が1+になることがあります。しかし2+以上になると、慢性腎臓病、糸球体腎炎、糖尿病性腎症、高血圧性腎症などさまざまな病気の可能性が出てきます。専門医を受診して、精密検査を受けるべきです。