著者のコラム一覧
王瑞霞医学博士、中医師、鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。中国山東中医薬大学卒業。中国北京中医薬大学大学院修了。日本大学医学部医学博士。鍼灸師、登録販売士。

薬膳の基礎知識…「医食同源」「薬食同源」に基づいた食事療法

公開日: 更新日:

 さらに人間の体質も、寒体質、熱体質、そのどちらでもない真ん中の3種類に大別できます。寒体質の人は寒がりで、寒さや冷えに敏感、手足がいつも冷たく全身が冷えがち。一方、熱体質の人は暑さや暖かさに敏感で、手足がいつも温かくて全身がほてりやすく、汗もかきやすい。真ん中体質の人はそのどちらでもなく、寒・暖のバランスが取れた体質です。

 ご自分の体質を分かった上で、それに合わせて上手に食べることが体質改善や未病につながります。それが薬膳の神髄。寒体質の人は体を温める食材を、熱体質の人は体を冷ます食材を積極的に取るようにすれば冷えや暑がりの改善ができるのです。

 ただ、何事も過剰は禁物。また、調理の仕方、食材の組み合わせなどによってその性質は変わります。ですから専門家以外の人に向けた簡易な紹介本などを参考に、薬膳を日常生活に取り入れ、元気な毎日を過ごしてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ