戦争、病気、災害…年が明けてあらためて考えさせられた
ロシア・ウクライナ、イスラエル・パレスチナ、毎日、戦争の報道が続いています。現地の人たち、子供たちはかわいそうです。国境なき医師団も悲惨な現状を訴えています。
新聞記事の切り抜きを整理していたら、少し前になりますが、俳優の故・菅原文太さんがこんなことを話されていました。
「政治の役割は2つあります。1つは国民を飢えさせないこと。……もう1つは、これはもっとも大事です。絶対に戦争をしないこと」
菅原文太さんが主演された映画を見たことはありませんでしたが、以前、福井からの列車の中でかっこいいお姿を拝見したことがありました。彼は東日本大震災のあと、戦争反対を積極的に発言していました。
昨年亡くなった大江健三郎さん、坂本龍一さん、世界に誇る彼らも、戦争反対を叫んでいたと思います。戦後ずっと、戦争経験者は「絶対に戦争をしてはいけない」と訴えてきました。日本国憲法には「戦争放棄」が記載されています。
昨年の8月、自民党副総裁の麻生太郎さんが台湾を訪れた際、「日本や台湾は『戦う覚悟』を持つことが抑止力になる」と語ったようです。