仕事を休むほどではない体調不良でも運転は控えるべきか?
また、運転手の自己申告に基づいて、過去3カ月間の軽微な交通事故の件数を調査し、プレゼンティーイズムとの関連性が解析されました。
解析の結果、交通事故の発生頻度は、プレゼンティーイズムが低度だった運転手と比較して、高度だった運転手で統計学的に有意な差ではないものの1.9倍の増加傾向を認めました。
また、プレゼンティーイズムの強度が高くなるほど交通事故の発生率が増加するという関連性(用量反応関係)も認めました。
論文著者らは「交通事故を防ぐためには、タクシー運転手に対する社会経済的な支援を強化し、健康管理を優先することが重要である」と結論しています。