インフルやマイコプラズマ肺炎の患者激増…薬が手に入らない…重症化させないために今すぐすべきこと
急な発熱、喉の痛み、全身倦怠感、関節の痛みなどインフルエンザを疑う症状が出たら、速やかに受診すべきだ。
「高齢者では肺炎へと移行し、集中治療室へ行かねばならないほど重症化するリスクがあります。高齢者では命を守るために、それ以外の世代では重症化リスクの高い人に感染させないために、クリニックで検査や治療を受けるべきです」
インフルエンザに使う薬であるタミフルやゾフルーザ、リレンザやイナビルなどは、症状が現れてから12~48時間以内に使うと症状の悪化を防いだり、改善が早くなるとされている。
「早ければ早いほどいい。しかし、48時間を過ぎたから効かないというわけではありません。発熱が続いているようなら薬を使った方がいい」
■レントゲン検査が必須なケースも
同時流行のマイコプラズマ肺炎の場合、抗菌薬でも、マイコプラズマ肺炎に効く薬を使わなければならない。
他の感染症と同様、マイコプラズマ肺炎も高齢者で重症化しやすいので、高齢者ではインフルエンザなのかマイコプラズマ肺炎なのか、あるいは2つを併発しているのか、レントゲン検査が必須だ。