ドラマの撮影中は紙パンツを…俳優・橋爪淳さん大腸がんとの闘いを語る
1週間ぐらいして体に刺さっていた管が全部抜けたときの解放感ったらなかったですね(笑)。
その後、ベッドの手すりにつかまって立つだけでも大変な時期を乗り越え、入院から35日で退院しました。先生も看護師さんもみんなすてきな人で、なぜかわからないんですけど、ありがたくっていつも泣いていました。「何でこんな私にこんなに世話を焼いてくれるんだ」って……。本当にいつも(笑)。
実はリンパにもちょっとがんが飛んでいて、全部は取り切れなかったということで、退院後の3月中旬から9月下旬まで錠剤の抗がん剤を服用しました。1日3回、6時間おきなので、毎日朝6時起きで飲んでいました。
副作用はほとんどなくて、強いて言えば髪の毛がちょっとだけ薄くなったかな。年齢のせいと言われればその通りですが、薬が体に合っていたみたいです。
■今は“修業”を終えたすがすがしさがある
定期的に検診には行っていますが、今はまったく生活に支障がなく、とても元気です。狭心症の方は、1カ所少し詰まっているみたいなのでコレステロールを下げる薬を飲んでいます。