「beの幸せ」が不可欠…世間的に価値があるとされる地位や年収のみで幸せは得られない
「人間は、『haveの幸せ』のみで幸福になることは困難です。世間的に価値があるとされる地位や年収など──、つまり自己重要感ではなく、自分が大切にしたい価値感を大切にできている際に得られる『beの幸せ』が不可欠なのです」
目標の達成がhaveで、自分が大切にしたい価値観をbeだと考えると分かりやすいだろう。
I have two cars→「私は車を2台所有している」と、I am challenger→「私(の大切な価値観)は挑戦者だ」と表現すると、異なる心のありさまだと理解できるはずだ。
■他の人にとっては面倒くさいことでも
「自分が大切にしたい価値観は、あなたにとって最重要の在り方であり、あなたの言動に紐づくものです。大切な価値観が『勝負』の人は、数字を求められる職場に惹かれますし、『安定』の人は職場にマニュアルがなければ苦しくなります。『達成』の人は、それを感じられるなら休みを返上してでも働くでしょう。人は、最も大切にしたい価値観が満たされるなら、他の人が“面倒くさい”と考えることもエネルギッシュに取り組めるのです」