「beの幸せ」が不可欠…世間的に価値があるとされる地位や年収のみで幸せは得られない
逆に言えば、それが満たされなければ、世間的に価値のある地位や年収を得ても満足できないというわけだ。
「私たちは、現在の境遇と自身の最も大切にしたい価値観が一致したとき、『beの幸せ』、すなわち自己肯定感を手にすることができます」
自分の価値観を中心に据えて生きていかないと、haveの幸せに振り回され、自己否定や自己欺瞞を続けてしまう。
「『自分にとって何が大切なのかが分かりません』とおっしゃる方がいますが、まずは自分のbeが何なのかを知ることが大事です。そして、どう生きることがその価値観に沿うのか自問自答し行動することが、信念の上書きに必要なことです」
(取材・文=我妻弘崇)