日経平均株価4万円は序の口 想定外の“アゲアゲ相場”で稼ぐ必勝法
このまま上昇を続けるのか──。今年スタートした新NISA(少額投資非課税制度)をきっかけに株式市場へ興味を持つ個人投資家は増えている。何しろ、年明けから日経平均は絶好調で一時は3000円以上の値上がり。先週末(26日)こそ400円超の下落だったが、市場からは、「過熱感を冷やしてくれて好都合」との声が聞こえてくる。この先、好調相場に乗るべきか、それとも……。
■いまさら買ってもいい?
暴落を心配する投資家は大勢いる。10年ちょっとの投資経験がある60代男性は戸惑っているという。
「投資といっても総額30万円程度で、値上がりしそうな銘柄を買って、数週間から数カ月ほど保有し、その後、売却。数万円儲けることもあれば、損を出すケースもあります。まあ、頭の体操のつもりでやっています。ただ、いまのアゲアゲ相場は想定外。自動車メーカーの株を持っていますが、利益を確定すべきか、もう少し待ったほうがいいか。迷っています」
50代の女性は新NISAを利用して、個別銘柄への投資を考えていたが、急激な株価上昇に買うタイミングを逃してしまったという。
「高値づかみだけは避けたいと思案している間に、株価はどんどん上がってしまった。今さら買うのもねえ……」
年初からのアゲアゲ相場に“乗り遅れた”人はどうすればいいか。