大阪府「子ども食費支援」第3弾は評判最悪…6月実施で“古くて高くてマズい米”が届く羽目に
家計の助けとなるはずの米の配布だが、今回ばかりはさほど歓迎されていないという。
「昨年(令和5年産)の米は需要に対して5万トンほど足りない状態で、流通価格の上昇が続いています。今年(令和6年産)はさらに60キロ当たり1500円程度上昇するとみられています。12月にはふるさと納税の駆け込みで米を申し込む人が多く出てくることから、限られた予算でよりおいしい米を家庭に届けるには、潤沢に供給できる新米シーズンの9月からの実施が生産者サイドにとってもベストです」(常本泰志氏)
米の消費量は国民1人当たり年間50キロ程度と、1962年に比べて半減している。そのため、制度自体を評価する声は少なくない。
それだけに、大阪府に柔軟な対応を求める米生産者、米穀業者が非常に多いというのだ。