“美しすぎる”気象予報士・穂川果音氏「ゲリラ雷雨に台風。これからの季節も水害に注意が必要です」

公開日: 更新日:

■雨雲レーダーを活用すべし

 これらの水害に対し、どのように対策をしていくべきか。ゲリラ雷雨は、いつどこで発生するか予測するのが難しいのですが、天気予報で「大気の状態が非常に不安定」という言葉を聞いたらゲリラ雷雨の可能性が高くなっています。その際、私もこまめに確認しているのは雨雲レーダーです。雨雲レーダーは気象庁のHPや気象会社のアプリからも確認することができます。

 雷雲は遠くで発生していても風によって雨雲が近くまで移動して雨や雷雨をもたらすことがあるので、雨雲の動きを確認して大雨をもたらす危険な雨雲が確認された場合は、無理に外出や車の運転は避け頑丈な建物に移動するのがおすすめです。

 車なら大丈夫と思う方もいるかもしれませんが、もし道路冠水した場合、水深30センチ以上ある場所を車で通過するとエンジンが停止する可能性が高く、その場で立ち往生してしまう恐れがあります。

■落雷による停電の備え

 他には、落雷による停電への備えは日頃から行っておきましょう。具体的には、懐中電灯、モバイルバッテリー、冷凍庫に氷枕を入れて熱中症対策をする、断水に備え飲料水や簡易トイレを準備するなどです。最近は、今まで経験したことのないような天気になることが多いです。大丈夫と思わずにハザードマップの確認と万が一の備えはしっかりと行っておきましょうね!

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853