「主人と一緒に応援」私人の安倍昭恵氏、衆院選“参戦”で危うい自民・裏金候補の票は増えるのか
■昭恵氏も萩生田候補もそろって旧統一教会の問題を深刻に受け止めていない?
まるで弔い合戦のような雰囲気だったが、安倍氏といえば「裏金事件の本丸」と言われた旧安倍派(清和政策研究会)を率いた人物だ。
丸川候補も同派に所属し、長期間に渡って裏金作りをしていたわけで、真相究明が進まない中、今もなお強く礼賛する姿勢は有権者の理解を得られるのだろうか。
昭恵氏は、やはり裏金候補として東京24区から無所属で立候補者した萩生田光一・元自民党政調会長(61)の応援にも駆け付け、「(安倍氏が)最も信頼する国会議員の1人だった」「今日は主人の魂と一緒に来ている。必ず萩生田氏に当選してほしいという思いだったろう」と訴えたと報じられていたが、萩生田候補は裏金に加え、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)との近しい関係も指摘されている。
安倍氏も同教会幹部と自民党本部で一緒に撮った写真が朝日新聞に報じられ、選挙支援の確認が目的だった可能性も浮上しているわけで、昭恵氏も萩生田候補もそろって旧統一教会問題を深刻に受け止めていないのではないかと勘繰られても無理はない。