「主人と一緒に応援」私人の安倍昭恵氏、衆院選“参戦”で危うい自民・裏金候補の票は増えるのか
《応援を依頼する方も、引き受ける方も裏金事件の本質が分かっていない》
15日公示された衆院選で、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に関与した自民党の各候補の応援に故・安倍晋三元首相の妻・昭恵氏(62)の姿がチラつくことに対し、ネット上でこんな声が飛び交っている。
「失われた30年、 厳しい厳しい時間を未来に希望が持てる日本にしてくださったのは、 安倍先生だと思います」「いつも安倍先生のお姿を見て、そして広い懐と高い視野と何よりも温かい心にご指導いただいた」「こんなに安倍先生がいないことが悲しく思える選挙はありません」
16日に東京・渋谷区で行われた街頭演説会で、涙ながらにこう訴えていたのは自民党の丸川珠代・元五輪担相(53)。政治資金収支報告書の不記載が計822万円あり、党から戒告処分を受けた「裏金候補」の一人だ。
参議院議員から衆院東京7区に鞍替え立候補したこともあり、苦戦が伝えられる丸川候補。その援軍として“参戦”した「私人」の昭恵氏はマイクを握ると、「主人と一緒に応援したい」とエールを送り、2人で涙を流しながら抱き合っていた。