トラとイノシシが格闘→揃って井戸底に転落→一時休戦? インド農村地帯での“救助劇”がSNSで話題に

公開日: 更新日:

 インドの農村地域で若いメスのトラがイノシシを襲って格闘になり、弾みで2匹とも井戸の底に転落。救助を待つ間、2匹は「一時休戦」し、お互いを攻撃することなくおとなしく救助された。

 その映像がSNSで拡散し、話題になっている。

“事件”は同国中央部マディヤ・プラデーシュ州にある「ペンチ・トラ保護区」の近くの農村で発生。2月4日に同保護区がXに投稿したポストによると、村人たちは、2匹が井戸の中で必死に水をかき分けているのを発見し、すぐに公園の野生動物当局に通報。

 駆けつけた救助隊はまず、2匹がしがみつけるように簡易的な足場として木製のベッドを井戸に下ろした。さらにトラを無防備なまま引き上げるのは危険すぎるため、クレーンを使って鋼鉄製の檻も下ろした。

 最初、トラとイノシシはベッドに警戒していたが、まずトラが乗り、その背を支えにするようにしてイノシシも上った。そして、2匹は体を寄せ合うようにして「狩る側」と「狩られる側」が隣り合って座るというシュールな光景が生まれたのだ(写真=同保護区のXから)。

 その後、トラがゆっくりと檻の中に入り、扉が閉められると、救出劇を見守っていた村人たちから歓声が上がった。救助されたトラとイノシシは、それぞれ別々に森へと放たれたそうだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…