「藤の湯」設定110度…定員6人にダブル熱源。10秒のロウリュでイタタタァ
マッチョな体育会系の若者まで脱落
うつむいて耐えている常連さんたちもひとり、またひとりと逃げていくよ。隣に座っていたマッチョな体育会系の若者まで「くはっ」と脱落すると、ボクも限界。水風呂ぷり~ず。掛け水してザブンすっと、チラーで16度。水深60センチに体を沈め、ボーッと火照りを癒やす。
「非常に熱いと好評なオートロウリュは20分ごとに熱波がファンで5分間拡散されます。熱いのが苦手な方は、その合間のほどよい熱さのときに楽しまれていますよ」と3代目の加藤恭子さん。
ロウリュを完走したい。その一心で2セット目は下段に陣取る。耳がジンジンと痛くなったが、最後まで生き残ったときはヘロヘロでした。
3セット目はもう一度上段へ。3回目のロウリュでピンチを迎え、フラフラと下段に移動するも、容赦ない熱波針にあえなく撃沈。水風呂で長~く体を冷やしたら、用意されたプチ椅子に座り、水風呂の泡音を聞きながら茫然自失にととのいました。全身アホみたいにあまみ大島状態っス。
服を着てフロントで生ビール500円を購入。休憩ルームのチェアに座り、秒で飲み干し、カァーッとうなった。
「シルキーバスでは定期的に時季に応じた薬湯が楽しめます」と3代目のお姉さん石倉雅子さん。
常連サンいわく、「閉店ギリでも、マジ満足できるっス」。激アツ好きにはイチオシの穴場デス。
(イラスト・文=太田由紀)
■「藤の湯」
(住)東京都荒川区荒川3-16-4
(℡)03-3807-1569
(営)14~24時
(休)木